身の回りには「美しい」と感じるものが自然とできています。
卵の形や植物の葉の並び方は『黄金比』といって、
人間が本能的に美しいと感じる比率(近似値は1:1.618)として自然界に存在しているようです。
この『黄金比』、パルテノン神殿やピラミッドといった歴史的建造物、
ミロのヴィーナス、エッフェル塔などに見出すことができるらしいです。
『美しいモノはバランスがよい=構造的に安定している』という理由から
建物や構造物に多く取り入れられているようです。
さらに身近なモノでは
名刺やクレジットカード、煙草の箱、ipodなどの縦横比も
同様だといわれています。
これらすべてのモノが必ずしも『黄金比』を意識して作ったかどうかは分かりませんが
少なくとも自然に私たちの潜在意識で、それを欲しているのではないでしょうか。
そして『黄金比』を『美しい』と感じやすい生き物だと思います。
私も広告物を作る上で参考にさせてもらっていますが
ただ、単純に黄金分割(黄金比)でレイアウトしていくと、
時に単調になりすぎてしまう場合がありますので
そのバランスとの掛け合いで日々試行錯誤しています。
余談ですが、人間の顔もこの比率で目、鼻、口が存在すると美人?らしいです。
身近なモノが『黄金比』かどうか確かめてみるのもおもしろいかと思います。
※特にあなたが作ったモノや書いたモノ、撮った写真など、自然に作ったモノが
そうであれば、あなたは美的センスが優れているのかもしれません。