災から1カ月が過ぎました。しかし、東京で働く私たちにはやはり日常というものがあり、日々の生活のため仕事をしていかなくてはなりません。
そんな中、原発の事や被災地のニュースを見て落ち込む心を癒してくれたもの、それは環境撮影という私達がおこなう仕事の一つで、桜を撮りに行くというものでした。
不動産の広告では、現場の周辺を情報として載せる事が多々あります。
それは、商業施設であったり公園であったり様々ですが、やはり春先はどのクライアント様からも桜の写真を載せたい、桜をモチーフにしたデザインにしたいという依頼が多くなります。
従って、カメラマンに依頼するだけでは手が足りず、我々営業がデジカメを持って撮影に行く訳です。
今回、私が行ったのが都内でも有数の桜スポット「隅田公園」です。
隅田公園は江戸時代に8代将軍吉宗が民衆にも花見が出来るようにと解放した由緒ある
場所で現在も桜の名所として名を馳せています。
暴れん坊将軍も粋なことをするな〜と感心。
やっぱり満開の桜はテンションがあがります。
今年は自粛という事で人出も少なめではありましたが、花見をしている人達の姿を見るとなんだか幸せな気持ちになります。
ただ、やはり自分も「飲みたい」この感情との戦いをしながら撮影をしていくわけです。
隅田公園は桜が綺麗なのはもちろん、「東京スカイツリー」も桜越しに見え、最先端のものと江戸時代から続く風景とが混ざり合い、素晴らしい景観になっていました。
こういう物をどう広告に活し、立地の素晴らしさを伝えられるかを考え、ただキレイだなで終わらず、広告を見た人の手が一瞬止まるような紙面を作らなければならん!!っと強く感じた日でした。